循環器分野医師国家試験演習 No.183


(第116回E問題)

次の文を読み、45、46の問いに答えよ。68歳の男性。動悸を主訴に来院した。現病歴 : 2日前の朝、起床時から動悸に気づいた。動悸は脈が飛ぶような感じで、胸痛、失神、息切れはない。様子を見ていたが動悸が続くため救急外来を受診した。半年前と2か月前にも同様の動悸発作があり、半日で自然に軽快した。既往歴 : 15年前から高血圧症、糖尿病、脂質異常症で、かかりつけ医から降圧薬と血糖降下薬などを処方されている。整形外科医院から骨粗鬆症治療薬を処方されている。アレルギー歴 : 特記すべきことはない。生活歴 : 20代から1日20本喫煙していたが、15年前に禁煙した。飲酒は毎日泡盛を3〜5合。妻と二人暮らし。家族歴 : 兄は脳梗塞で死亡。現 症 : 意識は清明。身長168cm、体重69kg。体温36.1℃。脈拍120/分、不整。血圧170/96mmHg。呼吸数14/分。SpO2 96%(room air)。眼瞼結膜に貧血を認めず眼球結膜に黄染を認めない。頸静脈の怒張を認めない。甲状腺腫大を認めない。脈拍は不整、心雑音は聴取しない。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下肢に浮腫を認めない。神経診察で異常を認めない。検査所見 : 尿所見:蛋白(-)、糖2+、ケトン体(-)、潜血(-)、血液所見:赤血球523万、Hb16.9g/dL、Ht50%、白血球9,900、血小板16万、PT-INR1.0(基準0.9〜1.1)。血液生化学所見:総蛋白7.5g/dL、アルブミン3.9g/dL、AST26U/L、ALT19U/L、LD218U/L(基準120〜245)、ALP71U/L(基準38〜113)、γ-GT132U/L(基準8〜50)、尿素窒素20mg/dL、クレアチニン1.1mg/dL、尿酸6.1mg/dL、血糖276mg/dL、HbA1c7.8%(基準4.6〜6.2)、総コレステロール203mg/dL、トリグリセリド279mg/dL、HDLコレステロール60mg/dL、LDLコレステロール87mg/dL、Na139mEq/L、K4.7mEq/L、Cl103mEq/L、TSH1.6μU/mL(基準0.2〜4.0)、FT4 1.1ng/dL(基準0.8〜2.2)<。心電図(別冊No.6A)と胸部エックス線写真正面像(別冊No. 6B)と胸部X線写真側面像(別冊No.6C)とを別に示す。抗凝固薬について説明したところ、同席していた妻が「この人、薬はあまり飲まないんですよ」と申し出た。本人に確認すると「1か月分処方されても半分くらいの薬が余ってしまう」という。服薬アドヒアランスを低下させる要因を述べた患者の言動で薬の一包化が有効なのはどれか。

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